研修プログラム

相談窓口の担当者向け研修

ハラスメントの相談を受けたとき、判断を急がず、一人で抱えずに動く

「上司の言動がつらい」と相談されたとき、担当者は何を聴き、何を記録し、誰に引き継ぐか。社内でハラスメントの相談を受ける人が、相談の聴き方、記録の残し方、プライバシーの守り方、事実確認への引き継ぎ方を身につける研修です。 「これはハラスメントなのか」をその場で決めようとせず、相談した人が安心して話せる受け方を、ロールプレイで練習します。受けたあとに会社として動く流れも扱います。

対象
社内でハラスメントの相談を受ける担当者(人事・総務の担当者、経営者、相談対応を任された管理職)
時間
60分・90分・半日(3時間)・1日(6時間)
形式
対面・オンライン
料金
半日 150,000円〜(税別)
1日 180,000円〜(税別)

なぜ今、相談窓口の担当者の研修なのか

47.8%

パワハラ対策に取り組む企業で、窓口担当者向けのマニュアル・研修などを行う割合(窓口設置は86.0%)

厚生労働省「令和5年度 職場のハラスメントに関する実態調査」、従業員30人以上の企業

国の指針

窓口を置くだけでなく、担当者が適切に対応できるようにすることを求め、研修を例に挙げています

厚生労働省のハラスメントの防止に関する各指針

59.6%

対策に取り組む企業が挙げた課題で最も多い「ハラスメントかどうかの判断が難しい」の割合

厚生労働省「令和5年度 職場のハラスメントに関する実態調査」、従業員30人以上の企業

研修のねらい

研修では、次のことを練習し、職場で使える形にして持ち帰ります。

1

相談した人が話し終えるまで聴く受け方を練習する

話を遮らない、責めない、その場で結論を出さない。相談した人が「聴いてもらえた」と感じる対応を、ロールプレイで練習します。

2

受けたあとの流れを、自社の形で持ち帰る

記録、相談した人の意向の確認、人事や経営者への引き継ぎ、事実確認の進め方。担当者が一人で抱えないための流れを、自社の形で持ち帰ります。

3

プライバシーと、相談したことによる不利益の禁止を、自分の言葉で説明する練習をする

「どこまで、誰に伝わるのか」を、相談の最初に伝える言い方を準備します。

4

担当者が当事者と近い関係にあるときの対応が分かる

ハラスメントをしたとされる人(行為者)が身近な人である場合や、担当者が経営者本人のときに、外部の窓口や公的な相談先をどう組み合わせるかが分かります。

研修の内容(例)

ここに載せたのは一例です。時間・扱う内容・事例は、打ち合わせで貴社に合わせて組み立てます。1日(6時間)の内容は、打ち合わせで決めます。

  1. 1担当者は、何をする人か

    相談から解決までの流れと、担当者の役割の範囲

    60分 扱う90分 扱う半日 扱う

  2. 2相談の受け方

    話を遮らず、判断を口にしない(ロールプレイ)

    60分 扱う90分 扱う半日 扱う

  3. 3記録とプライバシー

    最初に「どこまで、誰に伝わるか」を伝える。記録票

    60分 扱う90分 扱う半日 扱う

  4. 4判断を急がず、事実確認に引き継ぐ

    引き継ぎ先と、事実確認の進め方

    60分 扱う90分 扱う半日 扱う

  5. 5相談対応マニュアルの下書き

    受付から報告までを1枚にまとめる(ワーク)

    60分 扱わない90分 扱わない半日 扱う

  6. 6担当者が当事者と近い関係のとき

    行為者が上司や経営者のとき、外部の窓口と組み合わせる

    60分 扱わない90分 扱う半日 扱う

扱う 扱う選んで扱う 選んで扱う扱わない 扱わない

60分では2「相談の受け方」のロールプレイを1回、90分では全員が担当者役のロールプレイを行います。半日ではロールプレイを3回行い、自社の相談対応マニュアルの下書きを作ります。

貴社に合わせた調整

調整できること

時間、どの内容に時間をかけるか、扱うハラスメントの種類(パワハラ・セクハラ・妊娠出産等・育児介護休業等・カスタマーハラスメント・求職者等へのセクハラ)、ロールプレイの場面と量、マニュアルづくりの有無、対面かオンラインか(オンラインでもロールプレイを行えます)

どの組み方でも扱うこと

判断を急がずに受ける、記録とプライバシーを守る、事実の確認に引き継ぐ、一人で抱えない、の4つ。国の指針が示す措置にもとづいて扱います

変更したい点は、ご相談の際にお伝えください。講師との打ち合わせで内容を決めます。

講師と実績

講師は、全員がカウンセリングの資格を持っています。講師陣には、臨床心理士・公認心理師・シニア産業カウンセラーなどの心理の資格を持つ人のほか、保健師・看護師などの医療の資格を持つ人や、人事・管理職を経験した人がいます。ご要望の内容や業種に合わせて、当社が講師を決めます。

10,000件以上

研修の実績(通算。東京メンタルヘルス株式会社全体)

料金

半日

連続した3時間まで

150,000円〜(税別)

1日

休憩を入れた連続した6時間まで

180,000円〜(税別)

60分・90分の研修も、半日と同じ料金です。時間が短くても、事前の打ち合わせと準備は同じだけかかるためです。内容・人数・実施場所によって変わることがあります。お見積りは無料です。

研修は、9時から18時までの時間帯の中で、途中で分けずに行います。同じ日でも、時間を分けて行う場合(例:60分を午前と午後の2回)は、それぞれ別の日の扱いになり、回数分の料金がかかります。

料金に含まれるもの
事前の打ち合わせ(オンライン)、教材、受講者アンケート、実施報告書
別途かかる費用
講師の交通費、遠方の場合の宿泊費
録画
別途ご相談

ご依頼から実施後までの流れ

  1. 1

    お問い合わせ・ご相談

    担当コンサルタントが、ご要望や変更したい点を伺い、お見積りします。

  2. 2

    ご契約

  3. 3

    講師との打ち合わせ

    原則としてオンラインで行います(対面をご希望の場合は別途お見積り)。相談窓口の今の形(担当者、受け方、外部の窓口の有無)、就業規則の定め、これまでに受けた相談の種類(話せる範囲で)を伺い、内容を決めます。

  4. 4

    研修の実施

  5. 5

    実施後

    受講者アンケートの集計と、講師から見た研修の様子を、実施報告書にまとめてお送りします。

貴社でご用意いただくものと、事前に伺うこと

対面の場合

会場(相談の場面を演じるため、少人数で話せる部屋)、プロジェクターとスクリーン(またはモニター)

オンラインの場合

会議ツール(Teams・Zoom・Google Meet など、貴社の環境に合わせます。お選びいただける場合は Zoom をおすすめします)

事前に伺うこと

受講者の人数と役割、相談窓口の案内文や就業規則の該当箇所(あれば)、外部の窓口を使っているか

打ち合わせで伺った社内の事例を、人が特定されない形に変えてロールプレイの場面に使えます。

1名から行えます。人数の上限もありません。会場・機材・会議ツールを当社で用意する場合は、別途ご相談ください。

よくある質問

担当者が社長一人しかいません。それでも受ける意味はありますか。

受け方・記録・引き継ぎの基本は、担当者が一人でも同じです。社長が担当者を兼ねる場合に、相談者が話しにくいときの相談先をどう用意するか(外部の窓口との組み合わせなど)も、90分・半日の組み方で扱います(6「担当者が当事者に近いとき」)。

外部の相談窓口に委託していれば、この研修は要りませんか。

外部に委託していても、社内の担当者がすることは残ります。外部の窓口が相談を受けたあと、事実の確認や措置を行うのは会社です。外部の窓口から報告を受けた社内の担当者が行う対応を扱います。

相談を受けた時点で、ハラスメントかどうかを判断しなければいけませんか。

その場で判断する必要はありません。指針は、当たるかどうか微妙な場合も広く相談に対応するよう求めています。相談を受ける段階では、相談者が主張する事実と意向を正確に受け取ることを優先します(2「相談の受け方」・4「判断を急がず、事実確認に引き継ぐ」)。

カスタマーハラスメントの相談の受け方も扱えますか。

扱えます。カスタマーハラスメントの指針も、相談窓口の担当者への研修を措置の例に挙げています。顧客への対応の仕方そのものは、カスタマーハラスメント対策研修で扱います。

研修の費用に助成金は使えますか。

人材開発支援助成金(人材育成支援コース)は、10時間以上の訓練が要件のため、この研修単独では対象になりません。そのほかの制度は、対象になるかを都道府県の労働局などでご確認ください。

国の指針との対応

6つの指針が相談窓口と相談対応について定める措置と、この研修で扱う箇所の対応関係です。研修そのものも、指針が挙げる措置の例に当たります(相談窓口の担当者に対する、相談を受けた場合の対応についての研修)。

対応表を見る

指針が求める措置 / この研修で扱う箇所

相談窓口をあらかじめ定め、労働者に知らせる(担当者を定める、制度を設ける、外部の機関に委託する)
1 担当者は、何をする人か・6 担当者が当事者に近いとき
担当者が、内容や状況に応じて適切に対応できるようにする。微妙な場合やおそれがある場合も、広く相談に対応する
1 担当者は、何をする人か・2 相談の受け方
例:担当者と人事部門(関係部門)が連携できる仕組みにする
4 判断を急がず、事実確認に引き継ぐ・5 相談対応マニュアルの下書き
例:留意点などを記載したマニュアルにもとづいて対応する
5 相談対応マニュアルの下書き(自社のマニュアルの下書きを作ります)
例:担当者に、相談を受けた場合の対応についての研修を行う
この研修そのもの
事実関係を迅速かつ正確に確認する(相談者と行為者の双方から。カスタマーハラスメントの指針は、相談者から確認し、必要かつ可能な場合は行為者からも。心身の状況や受け止めにも配慮する。主張が一致しなければ第三者からも聴く)
4 判断を急がず、事実確認に引き継ぐ
相談者・行為者等のプライバシーを守る措置をとり、そのことを労働者に知らせる(マニュアルに定める、担当者に研修を行う)
3 記録とプライバシー
相談したこと、事実確認に協力したことなどを理由に、解雇その他の不利益な取扱いをされないことを定め、知らせる
3 記録とプライバシー
(求職者等へのセクハラ)相談窓口を求職者等に知らせる。人事担当者以外を担当者にすることも考えられる
1 担当者は、何をする人か・6 担当者が当事者に近いとき
(カスタマーハラスメント)労働者の上司に当たる管理監督者等を担当者に定めることも考えられる。ほかのハラスメントの窓口と一体的に置くことも考えられる
1 担当者は、何をする人か

出典

この研修について相談する

このページの内容をもとに、変えたい点を伺ってお見積りします。お見積りは無料です。半日150,000円〜(税別)・1日180,000円〜(税別)。